競馬のレース映像の著作権
競馬では、レースの中継映像がテレビなどで放送され、またレースの映像自体は、JRAの公式サイトで視聴することも可能です。
一部の主要レースは、JRAの公式YouTubeチャンネルでも観ることができます。
それでは、こうしたレース映像には著作権は発生しないのでしょうか。
競馬自体は一つの事実ですが、この事実をどういう風に撮影するか、また実況するか、といったことに著作性が含まれるので、レース映像も著作物である、と考えられます。
そのため、ときどきYouTubeやTwitterなどSNSに競馬の動画がアップされている場合もありますが、これは基本的に著作権侵害に当たります。
テレビで放送されたドラマやバラエティを無断でアップすることが著作権侵害であるように、競馬の映像も著作権の問題が発生します。
実際、JRAのほうでも、違反に関し、通報はしているがいたちごっこの状態、著作権侵害です、とコメントを発表しています(参考 :【JRAさんに直接確認】レース動画の無断使用は著作権侵害)。
ただし、無断で全部の映像を転載すればもちろん著作権侵害に当たりますが、「引用の条件」を満たしているようなら、無許可でも著作権法上「適法」となります。
この辺りのバランスは、競馬などのレース映像に限らず、どの程度が適法の範囲内なのか、判断が難しいのが現状です。
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デザイナーや写真家、ブロガーなど、フリーランスを始めるのによいでしょう。