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芸術・文学

武者小路実篤と青空文庫

武者小路実篤と青空文庫

青空文庫は、著作権切れとなった小説や随筆などをネットで公開し、無料で誰でも読めるようにしてくれているサービスです。

青空文庫では、小説や随筆、詩歌といった文学作品だけでなく、回想録や講演録など、幅広いジャンルの作品が網羅されています。

この青空文庫内に、大正時代に『友情』を発表するなど、日本を代表する小説家として有名な武者小路実篤の作品は収録されているのでしょうか。

武者小路実篤は、1885年(明治18年)生まれと、ずいぶん昔の作家なので、当然青空文庫にあると思いきや、検索しても見つかりません。

実は、武者小路実篤の作品は、まだ著作権が残っています。

理由は簡単で、物凄く長生きだったからです。

著作権は、作者の死後50年(現在の著作権法では70年)が経過すると、著作権が切れ、ある程度自由に利用できる、という仕組みとなっています。

武者小路実篤が亡くなったのは1976年(90歳没)です。『友情』の発表が大正時代と聞くと、だいぶ遠い時代の作家のように思えますが、実際は昭和の割と後期まで存命だったことがわかります。

芥川龍之介(1892年生まれ)や、太宰治(1909年生まれ)よりも先輩だったことを考えると、その長命具合いが伺えます。

作品の著作権が切れるのは、先ほども触れたように没後70年なので、武者小路実篤の作品がパブリックドメインになるのは、2046年となります。

以下は、初心者でも分かりやすい、著作権に関するおすすめの書籍です。

デザイナーや写真家、ブロガーなど、フリーランスを始めるのによいでしょう。